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マーケッターの心のよりどころ?押さえておきたいオモシロWebメディア8選

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2016年11月17日

オウンドメディアを始め、多くのWebメディアが存在する昨今、決してノウハウやお役立ち記事だけが読者のニーズを掴んでいるわけではありません。

コンセプトの尖った記事、気分転換に楽しく読む記事、中には「嘘でしょ?」と思うような面白い記事を掲載するWebメディアが溢れています

今回はWeb上で話題のマーケッターとして押さえておきたい、そんなオモシロWebメディアを8選ご紹介します。
中には記事広告を提供するWebメディアもあり、BtoB企業でも活用次第で大きな集客効果を得られそうです。

※記事執筆時点の情報です。詳しくは各Webサイトでご確認ください。

デイリーポータルZ

プロバイダー大手のニフティが運営するデイリーポータルZでは、いわゆる「やってみた」系のネタや、面白そうなアイデアを実際に試した内容を記事にしています。2002年開設。この手のオモシロWebメディアの中でも古い歴史を持ちます

過去の企画から出版された書籍がたくさんあり、コンテンツ力・企画力は高いです。また各種展示会に出展したり、イベントを主催したりリアルな活動にも力を入れています。

経験と実積に裏打ちされた企画力ありながら日常では役に立たなそうな企画も真剣にやっているからこそ読者の胸を打ち、支持されるのでしょう。

外部メディアとの連携企画広告企画などもありますので、集客手段として検討してみても良いのではないでしょうか?

おすすめ記事

「地味な仮装限定ハロウィンに300人が集まった」
http://portal.nifty.com/kiji/161101197952_1.htm

今年で3年目を迎えた主催イベント「地味な仮装限定のハロウィン」。 SNSでも話題になった「無印良品の店員と無印良品の客」「友達の友達」など、「いるいる!」と「いそう!」を絶妙に突いてくるラインナップに笑いを禁じ得ません。

ねとらぼ

ITMediaが運営するねとらぼでは、Twitterを始めネット上で盛り上がっている話題や出来事を国内外ジャンル問わず紹介しています。

ネット上の話題を紹介するだけのWebメディアは多いですが、ねとらぼでは実際の体験記事や取材による裏付けを行う記事も数多くあります。

数多くのキュレーションサイトが乱立する、このように実際に取材を行うことは、読者の興味・関心を惹きつける吸引力となっています

ネイティブアド(記事体裁広告)も読み応えのある面白い記事が多く、企画力の強さが伺えます。

おすすめ記事

ネット上の遺産「阿部寛のホームページ」がついに移転
懐かしすぎるデザインは据え置きの歴史的英断
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1610/20/news108.html

90年代後半のホームページさながらのデザインで一「ネット上の遺産」とも称される俳優阿部寛さんの公式サイト。これまで利用していたホームページサービスの終了に伴い、移転を機にデザインを一新するのでは?と危惧されていた問題ですが…。

トゥギャッチ

Twitterで話題になったツイートを紹介掲載する情報サイトトゥギャッチ。TwitterのまとめサービスTogetter(トゥギャッター)の姉妹サイトでもあります。

Twitter上のトレンドや話題のツイートを紹介するだけでなく、ヨッピー氏やセブ山氏、小野ほりでい氏など豪華なライター陣によるオリジナルのコラムや企画記事などもあり、読み応えのあるコンテンツが充実しています。

記事広告は総じて企画力が高く、多くの記事がSNSを通して拡散されています。はてブ(はてなブックマーク)のホットエントリー入りを果たす記事も多く、良質なコンテンツであれば広告であっても読者の支持を得られることを証明しています。

企画力はもちろんライター陣の実力も高いWebメディアの一つといえるでしょう。

おすすめ記事

ネットの“ニセ医学”に要注意! 自衛手段を現役の医師に聞いてみた
http://togech.jp/2016/10/28/41943

病気についてインターネットで調べる場合、検索上位にくる情報が必ずしも正しいとは限りません。 キュレーションメディアやアフィリエイトサイトなどに溢れるニセ医学(信憑性の薄い医学情報)について、騙されないための自衛手段を現役医師にインタビューしています。

オモコロ

オモシロWebメディアといえばまずバーグハンバーグバーグ運営のオモコロを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。

2005年開設、豪華ライター陣によるやってみたネタから四コマ漫画、コラムやラジオ配信などの連載がラインナップされています。

読者を退屈させることなく毎日更新される記事は、業務に役立たなくても時間をかけて読みたくなります

記事広告のコンテンツはどれも秀逸で、SNSやはてブでよく見るあの記事もよく読むとPRだった…というくらい良質な(面白い)記事ばかりです。

おすすめ記事

母親はどこまで息子のTwitterを監視しているのか?
http://omocoro.jp/kiji/95233/

もし自分のTwitterが親にすべて監視されていたら…考えただけでも身震いしてしまいます。「息子のTwitterはすべて把握しています」―高校生の息子を持つ母親による衝撃のエピソード、必読です。

虚構新聞

虚構新聞は、社会風刺を土台に「実際には存在しない」ニュース記事を掲載するWebメディアです。

みなさんも、目を惹くタイトルに釣られてクリックした記事が実は虚構新聞だった…なんて経験、あるのではないでしょうか?

思わずシェア・RT(リツイート)したくなる秀逸なタイトル、風刺や皮肉を効かせたネタは唸るほかありません。

記事広告は行っていませんが、バナー掲載は募集しているようです。

おすすめ記事

「全裸は仮装ではない」 ハロウィーンで注意喚起 警視庁
http://kyoko-np.net/2016103101.html

日本にも定着してきたハロウィンですが、「ターミネーターの仮装」なら全裸でも納得!とはいきませんね。

BuzzFeed Japan

BuzzFeedは、国内外の最新ニュースやエンターテイメント、SNS上の話題などを掲載するニューヨーク生まれのWebメディアです。

一つ一つの記事に、記者やライター独自の視点が反映されており、読者の興味・関心を惹きつけます。SNS上の話題についても、独自取材を行うことが多く、単なるキュレーションサイトとは一線を画しています。

国内外の硬派な時事問題から映画や音楽などのエンターテイメント、美容やファッション、簡単レシピまで、あらゆるジャンルをカバーしています。

記事広告は女性向けが多くプロモーション色が強い印象ですが、男女問わずあらゆる層にリーチできそうなWebメディアではあると思います。

おすすめ記事

「我が国の最大の力は、Twitterにあり」 シンゴジ実況、“中の人”を直撃
https://www.buzzfeed.com/takumiharimaya/shingojireal?utm_term=.hi5O7kwQg#.hyXvkLoZ1

映画「シン・ゴジラ」のリアルタイム実況を「#シンゴジ実況」のハッシュタグ付きでツイートし話題になっているアカウント「シン・ゴジラリアルタイム実況」の中の人に取材したもの。同ハッシュタグを用いて多くのユーザが実況に参加し、トレンド入りする流れとなりました。

ガジェット通信

ガジェット通信は東京産業新聞社が運営するネット上の議論、カルチャー、デジタルガジェット情報等を提供するニュースサイトです。

ガジェット通信という名前からIT系の情報ばかりと思いきや、映画レビューに食レポ政治経済まで幅広いジャンルを網羅しています。

「食の裏技シリーズ」「防水実験体シリーズ」など他のWebメディアにはない実用的(?)なレビュー記事も面白いです。

おすすめ記事

【秘技】ガスト提案「ドリンクバーの意外な使い方」ガジェット通信記者も驚愕のファミレス「食の裏ワザ」5種類を紹介
http://getnews.jp/archives/1509195

食の裏技シリーズの一記事。ガストのドリンクバーによる意外な組み合わせメニューを紹介しています。ビールにカルピスの組み合わせは自宅でもできますね。 ガジェット通信という名前ながら食に関するレポートが多いのが当メディアの特徴でしょうか。

GIZMODO

GIZMODOはメディアジーンが運営するテクノロジー情報サイトでアメリカの人気ブログサイトを基にしています。

国内外における最新のIT技術やガジェットなどの最新ニュースの他に、映画をメインとした独自のエンタメ情報も。テクノロジー関係は特にApple関連やVRの記事が目立ちます。

記事広告もありますが、ガジェットやソフトウェアの「やってみた」系体験記事が多く「面白さ」というより実用性や機能性をアピールする記事という印象です。

おすすめ記事

「Macで仕事すれば、Windowsより安くつく」と、まさかのIBMが絶賛
http://www.gizmodo.jp/2016/11/mac-windows-ibm.html

IBM幹部がMacを絶賛?そんな衝撃的な内容を伝えています。 こちらは、海外メディア「9to5mac」の記事を翻訳したもの。翻訳記事に強いのもGIZMODOの特徴です。

まとめ

既にご存知のWebメディアも多いとは思いますが、改めて見てみるとただ面白いだけではなく、読者の視点に基いたコンテンツ設計、企画が考え尽くされているように思います。

このように普段と違った視点でオモシロWebメディアを読んでみると、きっとBtoB企業が手がけるオウンドメディアでも、読者を惹きつける尖ったコンテンツ作りの参考になるでしょう。

また、企業の属性によっては、記事広告を出稿し成果を得るなど、新しいマネタイズを探るヒントになるかもしれません。ぜひ、参考にしてください。