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BtoBでも活かせるInstagram:活用のポイントと事例!

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2014年12月16日

2億人が日常的に使うInstagram

Instagramは画像共有を目的にしたソーシャルメディアです。InstagramがApp Storeに登場したのが4年前の2010年10月。その後2012年にFacebookに買収されましたが、現在も独立したアプリとして、開発・運用が続けられています。

同社のサイトによれば、Instagramの月間アクティブユーザーは3億人、シェアされた写真は月に20億、1日あたりに投稿される画像は6千万にのぼります。この数字からもわかるように、Instagramは世界中の人々が撮影した写真をシェアするコミュニティとして圧倒的な存在感を持っています。

Instagramは写真だけではなく、16秒の短い動画もアップロードできますし、独立したアプリのHyperlapseではハイパーラプス(時間を早回しした動画)を撮影することもできます。 写真、動画を中心にしたソーシャルメディアということもあって、Instagramはビジネスでは特に美容業界、アパレル業界、一般消費財メーカー、飲食店での活用が活発です。

※この記事は旧ブログ「INBOUND marketing blog」から移行したものです。

BtoBのInstagramの利用メリット

BtoB企業でもInstagramを活用している企業があります。BtoB企業がInstagramを活用するメリットとしては、「そこに活発なユーザーがいる」ことに他なりません。そして、Instagramでは、ユーザーが共感するような写真を介してコミュニケーションすることができます。

Forrester Researchが2014年4月に発表したレポートでは、7つのソーシャルメディアのうち、企業利用においてもっともエンゲージメントが高いのがInstagramであることを紹介しています。

同レポートの実際の数字を紹介しましょう。Forrester Researchでは、7つのソーシャルメディアで、300万のユーザーと2,500ブランドの投稿の交流を調査しました。結果、Facebookのエンゲージメント率が平均0.07%、Twitterが0.03%だったのに対して、Instagramのエンゲージメント率が4.21%だったのです。実際、redbullが同じ投稿をFacebookとInstagramで行った場合で、フォロワーが40分の1のInstagramのほうが10倍以上も多くの「いいね!」を獲得した事例が紹介されています。

Instagramはすでにお客さまになっている人たちとつながることもできますが、検索やおすすめユーザーなどで、まだその企業のことを知らない人たちとつながることもできます。たまたま見つけた時に、フォローしたいと思えるような魅力的な写真や動画を用意しましょう。

活用方法・アイディア

Instagramはブランディング、マーケティング、採用活動などの目的に役立てることができます。といっても、あまりに腕の悪い写真だと、ユーザーに見てもらえません。写真が得意な社員に撮影してもらったり、Instagramで人気になる写真の特徴を分析して、魅力的な写真を撮影する運用努力が必要です。

Instagramでは、写真にコメントを付けられる他、ハッシュタグや位置情報も付与できます。会社名や製品名など、わかりやすいハッシュタグを意識的に使いましょう。

ではBtoBのInstagram活用アイデアを紹介していきましょう。

会社のストーリーを伝える

どんな企業にも歴史、成長、分岐点などがあります。その象徴的な写真をアップして、会社のことを知ってもらいましょう。例えば、創業時のオフィス、最初にリリースした製品、賞の受賞、メディアへの登場などを写真で伝えることができます。

従業員やお客さまを紹介する

会社を支える従業員たち。BtoB企業の場合、実際にお客さまと接するのは営業担当者などごく一部の社員だけということがあります。普段は表に出ない社員の写真と役割、個性を紹介してみましょう。

ショートムービーでたくさんの従業員の表情や様子を紹介することで、企業文化を伝えることもできます。社員を紹介することは、今後の人材採用にも役立ちます。どういう部門にどんな人が働いているのかをわかるようなキャプションをつけてみるとよいでしょう。

さらに、お世話になっているお客さまに、商品やサービスを利用している様子を写真で紹介することもできます。導入の経緯や成果などの詳細は導入事例レポートなどに回すとして、Instagramではお客さまの笑顔の写真、実際に利用されている場所などを投稿して、自社の信頼性や価値を訴えることができます。

会社の裏側を紹介する

Instagramではカタログに掲載されているような写真だけでは、共感を得るのは難しいでしょう。それよりも、製品の製作の過程(工場や職人)、オフィス、社内設備など、普段は表には出さないシーンを写真に撮影してシェアしてみましょう。

会社のある地域を紹介する

会社の周辺を写真に撮影してみると、新たな発見があります。公園や名所などがあれば、毎日撮影してアップしてみると、天気や季節の移り変わりが楽しめます。

会社の近くのカフェやレストランを紹介するのもおすすめです。あるいは出張に行った時の様子を紹介してみるのも、変化があってたのしいでしょう。

教育・啓蒙的なコンテンツ

製品のデモ動画(16秒)、使い方を書いたシンプルなイラストなどもInstagramでアップできます。詳細な説明はブログやYouTube動画などに譲るとして、Instagramで使い方などを簡単に紹介することも十分可能です。

製品やサービスを紹介する

あまりにもプロモーション丸出しの写真だと、Instagramにはそぐわないかもしれませんが、撮影技法を工夫して写真を撮れば、魅力的に商品やサービスを紹介できます。

真似できそうな人気企業の活用事例

NASA、Adobeなどちょっと真似するのは難しそうな企業も多いですが、参考に見てみることで活用アイデアや、写真撮影のコツなどが学べます。

人気のBtoB企業からいくつかピックアップしてみましょう。最新の投稿から参考にしやすい手軽なものを中心に選びました。

Cisco:CEOの名言をイラストで

CEOのJohn ChambersがLinkedInで紹介した名言「経済だろうと技術だろうとソーシャルだろうと、市場の変化にどう対応するかが、未来の成功を決める」をイラストで紹介しています。ビジュアル化することで、よりわかりやすく伝わります。企業ロゴの挿入なども参考になります。名言といってもLinkedInからの引用でリアルタイム感があるのがいいですね。

HootSuite:会議参加者の服かぶり

従業員の顔や社員の様子を紹介することは、活用アイデアでも紹介しました。こちらは、HootSuiteの写真。「最近のHootSuiteのドレスコードです」というキャプションです。

まとめ:BtoB企業もぜひ活用してみよう

事例を見てみるとわかるように、日常の何気ない風景でも撮影やフィルターを工夫して、キャプションをつけてみると、Instagramにマッチした立派なコンテンツになります。なかなかソーシャルメディアは難しいと思われがちなBtoB企業ですが、Instagramは始めやすそうです。

<執筆>

著者: 深谷歩
株式会社 深谷歩事務所 代表取締役
ソーシャルメディアやブロクを活用したコンテンツマーケティング支援を行う。Webメディア、雑誌の執筆に加え、講演活動、動画制作も行う。またフェレット用品を扱うオンラインショップ「Ferretoys」も運営。

著書
『小さなお店のLINE@集客・販促ガイド』(翔泳社)
『SNS活用→集客のオキテ』(ソシム)
『小さな会社のFacebookページ制作・運用ガイド』(翔泳社)
『小さな会社のFacebookページ集客・販促ガイド』(翔泳社)
深谷歩事務所公式サイト